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皮膚病理へのいざない
皮膚病理組織診断は、皮膚科診療の中でも根幹をなす重要な分野です。臨床所見で診断がつけ難かった病変でも、病理組織検査により確定診断に至るといった例は枚挙に遑がありません。
皮膚科専門医として臨床眼を養うには、目の前にある皮疹を皮膚病理組織学的理解でもって診ることであると言われます。多彩でダイナミックに変化する皮疹も、詳細な肉眼観察とそれを裏付ける病理学的変化をロジカルに理解すれば、病態の把握は容易です。逆に、病理組織像から臨床像を想像するという訓練も皮疹を診る目を培うのに重要です。
本コーナーでは、皆さんに少しでも皮膚病理組織学に興味を持っていただけるように、皮膚病理の美しくかつ面白い世界に皆さんをいざないたいと思います。