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皮膚外科の夕べ
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皮膚外科は皮膚科医を志す医師にとって習得すべき必須のスキルです。欧米では皮膚科医の役割は主に診断学にシフトし、手術はoncologist(悪性腫瘍の専門医)が行っていますが、本邦ではその役割を皮膚科医が担っています。
一般に皮膚科では湿疹・皮膚炎・感染症が診療の半数近くを占めていますが、こと大学病院(基幹病院)となると、皮膚悪性腫瘍の患者さんが数多く来院し、その外科的治療に重点が置かれています。皮膚悪性腫瘍は、疾患により悪性度や切除範囲が異なります。さらに生じた部位により手術の難易度が全く違ってきます。根治的な切除を行うことが何より重要ですが、ただ切除すればよいというわけではなく、整容的な面を考慮しなければなりません。術後の傷は誰の目にも一目瞭然なので、きれいに再建できれば、患者さんの喜びも大きくなります。
病変を正確に皮膚科医の目で診断し、確実にかつきれいに治すことを目指して日々努力が必要です。ここでは当科で行っている術式の例を紹介しますが、興味ある学生さんや研修医の皆様、ぜひ我々と一緒に将来の皮膚外科医を目指してみませんか?